第1章

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龍「何でもないです!何でも!」 桜「わー!!!嬉しいっ!幽霊になっても生きてる人と話せるんですね!!」 龍「だから、見えてないですって!!」 茉莉花「は?」 龍「あー、えっと、と、とにかくちょっと来てください!」 桜「はいっ!!」 茉莉花「龍くんって一人言多いんだね。」 龍、桜はけ 照明消える 前方だけ照明 龍、桜登場 桜「私の名前は桜です!」 龍「……龍です」 桜「龍くんって霊感あるの?」 龍「……ありますよ。こんな風に話したのは初めてですけど。」 桜「そっか。」 龍「桜さんは何故教室にいたんですか?」 桜「あぁ、茉莉花ちゃんを見に来てたの。」 龍「茉莉花さんを?」 桜「うん。私ね、生きてた頃はピアノ教室の先生をやってたの。茉莉花ちゃんは私の生徒だったんだ。」 龍「そうだったんですか。え、じゃぁ茉莉花さんのことが心配で成仏できずにいるってことですか?」
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