第1章

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桜、入場 茉莉花「あ!優花、もうすぐ誕生日だよね?何か欲しいものある?」 優花「…物じゃないけど……。茉莉花にピアノ弾いてほしい。」 のの「ピアノ?」 優花「ののは高校からの付き合いだから知らないと思うけど、茉莉花、中学までピアノ習ってたんだ。」 のの「そうなんだ!私も聴きたい!」 茉莉花「それは無理。」 のの「え?」 茉莉花「もう弾かないって決めたから。」 桜「茉莉花ちゃん……」 茉莉花「(ののに)私にはね、すっごく尊敬してたピアノの先生がいたの。でも 、中3の時その先生、亡くなっちゃったんだ。ピアノ見ると思い出しちゃうから、先生のこと忘れたいから、もう弾かないって決めたの。」 のの・優花「……」 茉莉花「優花の誕プレ。欲しいものないなら、私が勝手に決めるからね!文句言わないでよ!」 龍、入場 茉莉花「あ、龍くん。さっき忘れ物持たずに出てったでしょ…」 龍「あの!」 茉莉花「どうかした?」 龍「忘れたいなんて言わないでください。」 茉莉花「え?」
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