第1章

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龍「ピアノの先生のこと、忘れたいって言ってましたよね。そんなこと言わないでください。」 茉莉花「龍くんには関係ないじゃん。」 龍「関係あります。」 茉莉花「え?」 龍「だって……そこにいるから。」 桜「龍くん!」 茉莉花「何言って……」 龍「本当ですよ。信じられないかもしれませんが、本当なんです。僕、霊感持ってて」 茉莉花「ありえないでしょ。」 龍「幽霊なので姿は見えないと思いますが、確かにここに居ます。」 桜「いいよ、龍くん。信じろって言う方が無理なんだよ。」 龍「よくないですって!」 のの「確かに信じられない話だけど、龍は嘘つくような人じゃないと思うよ。」 優花「私もそう思う。きっと龍くんにだけは見えてるんだよ。」 茉莉花「でも……」 龍「桜さん……」 茉莉花「!」 龍「名前。桜さんですよね。」 茉莉花「…本当に…いるの?」 龍「はい。」 茉莉花「先…生……?」 桜「!」
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