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わたしの気持ちを伝えないと。
『待てない』と言いながらも、わたしの言葉を待ってくれているリョーマ。
小さく息を吸って、わたしの想いを吐き出した。
「……好き…なの。ずっと。」
見上げながらようやく言葉にすると、リョーマは意地悪く笑って言った。
「……知ってる。」
「っは?!」
驚いているわたしを見て
リョーマはもう待てないとばかりに口づけた。
耳たぶを甘く噛まれると、身体から力が抜ける。
セーターと、中のロンTを一緒に脱がされて恥ずかしくて胸元を手で隠す。
「知紗。」
その手を掴んで名前を呼びながら、リョーマはわたしの身体の色んな所に口づける。
噛みつくように、
吸い付くように。
ブラも外されて、わたしのお粗末な胸にも唇を添えられる。
「…ひゃっ……」
思わず変な声が出て、恥ずかしくて
リョーマから目を背けると、ぐいっと顔を元に戻される。
「知紗、声我慢しなくていーから。」
わたしを熱く見つめる瞳。
ずっと昔からリョーマのこと知ってたのに。
こんな顔知らない。
いつの間にこんな『男』になってたんだろう。
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