隣りのあの子に恋をした

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「んで、何処に惚れたんだよ?」 「一目惚れしたんだよ。 入学式の時、校門でたまたま見かけた時にピンときたんだよ。」 「指名手配犯かよ。」 「その後、教室に入ろうとした時にたまたま出ようとしていた茂名さんにぶつかりかけて…」 「あ、そこでか。」 「うん。 ここでまた会えるとは、と思っていたら…」 「まさかの隣りの席だもんな。」 「そう! まさに運命!」 感情が高ぶって思わず立ち上がってしまう。 そして3回目の視線が集まったかと思うと、「またお前らか」と言った感じで視線が外された。
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