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「えーっと…花見…興味ない!大事なお知らせはー……」
不審者情報。
絹はこれに目がついた。
ジーッとその紙と睨めっこをする。
「んー…この地区で7時くらいにナイフを持った男性が……」
絹は読み上げるのを止めた。
それは、凄まじい悪寒が走ったから。
――――何かが背後にいる。
そう感じた。
恐る恐る振り返る。
「ヒッ…!?」
「静かにしろ!殺されたいのか」
そこには覆面を被った見るからに不審者だと思われる男がいた。
ナイフを持っている。
「(この男、不審者情報の…ッ!?)」
助けてと叫んだ所で不審者はナイフで絹を刺すだろう。
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