武道?

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「はぁっ…あのっ……」 暗くてあまり見えないがその人の顔らしき所を見る。 「俺は神崎陽。怪我はないか?」 慣れてきてだんだん顔が見えてくる。 そして見覚えのある…… 「あーっ!!!」 「君は廊下で会った…」 同じように陽も見覚えがあった。 「あ、えと…さっきはありがとうございました…」 「………」 無言でこちらを見る。 え、なんで返事ないの…と絹が疑問に思う。 「腕が赤くなっている。」 「え、あぁさっき不審者に腕掴まれた時…」 絹は、あれは地味に痛かったなぁと思い返す。 当然だ、女子高生が大人の男の力に勝てるはずが無い。
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