178人が本棚に入れています
本棚に追加
今はお昼休憩。
ちょっとの間、撮影は中止して
各自でご飯を食べる時間。
俺は咄嗟に千晃の腕を掴んで
建物の裏側に向かった
辺りを見渡しても誰もいないし
来るような気配すらない…
千「にっしー?」
俺の名前を呼んで
不思議そうに首を傾げる。
隆「一昨日。真司郎たちとご飯食べに行ったんでしょ?」
いきなりすぎる俺の疑問に
素直に頷いて
千「にっしーも行きたかった??」
そう言って微笑んだ。
隆「違うよ。」
千「じゃあどうしたの?」
隆「俺、すっげぇダサいかもしんないけど…」
千「うん?」
隆「真司郎に嫉妬してる……。」
そのまま千晃の顔を見ずに
ギュっと抱きしめた。
驚いてる?
それとも、引いてる?
表情が見えないから
千晃がどういう風に思ったのか
わからない…
最初のコメントを投稿しよう!