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***......
「毎度毎度、ご苦労なこって」
教室に入って席に着いた途端、友人からの呆れたような言葉が降ってきて、鼻を鳴らす。
「...うるせえ。好きでやってんじゃ、ねーよ」
「本当かよ、それ。武川と一緒にいるとお前、保護者みたいに世話焼いてるけどな。性分なんだろ」
「それは言うな...」
何で俺ばっかりに、こういう役回りが回ってくるのか。
「アイツも早く、ダチでも何でも作ればいいんだ...」
「それで、篤史はいいの~?子離れされて、寂しいのは篤史の方じゃねーの?」
....ぐっ。
ニヤニヤと嫌らしく笑う友人の頭を、軽く叩く。
「いてっ、図星かよ」
「あんな馬鹿の面倒を俺が好んでやってると、思ってんのか」
「思ってる」
「......」
「まあ、でも実際のところはさあ」
声のトーンを少し下げて、友人は淡々と呟く。
「武川にダチなんて、なかなか出来ねーだろ。あいつ、変だもん」
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