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ホテルに到着した桜田は、部屋に入るとすぐにアキの携帯に電話をした。
だが、電源が切れていてつながらない…。
「どうしたんだ、アキ…。
アキとみらいはあの街にいるのか。
明日、そっちに戻るから」
独り言を呟くと、次は会社に電話をした。
「桜田です、古田さん。
アキの働いている喫茶店に行きましたが、アキには逢えませんでした。
実は、アキは僕に逢うために街に戻ったって言うんです。
詳しい話は明日しますが、アキは会社の住所を知ってて、会社に行くと言っていたらしいので、もしかしたら、会社にアキが行くかも知れません」
「そうですか…、逢えなかったんですか。
でも、入れ違いに星川がこっちに来てるとは…、もし会社に来たら引き止めておきます」
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