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桜田は立ち上がり、百合子と純に頭を下げた
「僕が至らなかったせいで、お二人にもご迷惑をおかけしてしまいました。
僕がここに来たのは、アキとみらいを生涯守ると決心したからです。
今までの様に傷つけることも苦しめることももうしません。
この命を掛けて、アキとみらいを守って行きますので、アキに何かが起こっているなら教えて下さい」
深々と頭を下げる桜田の姿に、百合子は真剣なのだと感じ、桜田なら守れると確信した。
「桜田さん、頭を上げて下さい。
あなたの真剣な思いはよく分かりました。
純、全てを桜田さんに話しなさい。
このままだと、アキちゃんもみらいちゃんも幸せになれない。
純、あんたもそのことは分かってるんだよね」
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