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だが、俺はあいつを責めたことは一度もない。
あいつとの付き合いは運命みたいなものだったからな。
だが、あいつは3日前に出て行った。
たぶん、もう帰ってこないだろう。
俺は、しずくと出会えて、もうそんなことはどうでも良くなったんだ。
しずくと出会ったのは、あいつのせいなのに、何か変な感じだな。
「もうすぐ朝ね・・・
私・・・もう・・・耐えられないかもしれない・・・」
『何を言っている。
俺がこうしていつまでも抱きしめてやるさ』
「ありがとう・・・でも・・・」
俺は、しずくの冷たい体を抱きしめながら、離すまいと必死だった。
「あっ!」
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