落ちた果てに

あとがき

そう、俺は「蛇口」だ。

三日前に俺の主である”あいつ”が引っ越してしまったのだ。

俺をきつく締めるのを忘れてな･･･

しずくとの別れは辛いものだったが、俺にはどうすることも出来なかったんだ。

『こんにちは。私どうしてここに･･･？』

「おっと、また新しい女が訪ねてきたようだ。

心配するな。これは俺とお前の運命さ。

君、名前は？」

『私、しずく』

【完　読んでくれてありがとう】