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近付く柚木の顔。
驚いた時にはもう、避ける事も出来ない距離で。
「んっ」
触れた唇はすぐに舌が割って入って来て、俺の後頭部を抱えると強引に口内を犯し始める。
ぅ、わぁ!
「っん、ゆ、ずきっ……ぅ、」
抵抗しようと腕で胸を押したって、着ぐるみのせいか上手に力を込められない。
手を覆うモコモコの生地は柚木の胸の上でつるりと滑り、余計に体を密着させることになってしまった。
強く抱き締められ。
何度も絡み付いて来る舌が、俺の呼吸を奪い熱を与え続けて来る。
「ーーーーあっ!」
膝でグリっと股の間を強く押され、体中に甘い電気が走った。
うそ。
うそ、うそ。
うそ!?
頭の中はもう、完全なパニックだ。
こんな格好のまま、ナニするの?
うそだろ!
マジで!
何考えてんだよ、柚木サンタ!!
ていうかもう、このエロサンタ!!!
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