あとがき

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 そして今回の話、そのつもりはなかったのにいつの間にかVALSHEさんのjesterという歌に引きずられました。  興味ある方は聞いてみてください。とくにAcid black cherryのほう。七話書いたあとで初めて聞いたのに、歌詞が七話のまんまでかなりビビッた曲でございます。  VALSHEさんのjesterは、アップテンポなのに歌詞が切ない。一部抜粋すると。 「溺れてく道化師にさあ口づけて  嘘でも構わない 愛して  遺された激情も呑み込むなら 泡になる息もできぬまま 君を忘れていく……」 「壊れてく道化師にさあ口づけて  途切れゆく調べを 撫でて  幸福(しあわせ)の終焉を奏でながら 吹き上げる風音(かざおと)の中で 愛に哭(な)いたjester……(愛に哭いたjester……)」  最後のjesterの響きが好きです。意味も好きです。
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