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「あーあ、桃の一人勝ちか
俺もひと暴れしたかったぜ」
「ブルーにまかせてたら刃傷沙汰になりそうだ
武器を使わず、いかにして人々の心を捕えるか
それがボク達だろ?」
桃が悪戯っぽく微笑む
「おお、よく分かってるな、桃!
まだ戦隊になって日が浅いおまえだが俺達の方針をよく理解している!
これからも頼りにしてるぞ!」
レッドは明るく笑う
「そうですね、桃の働きぶりには感心します
僕も彼には期待していますよ」
グリーンに優しく穏やかに言われ、桃は照れたようにはにかんだ
「ブラックは?
ボクに何か言ってくれることないの?」
「えっ、あっ、いや…」
子供のように純粋な瞳で覗き込まれてブラックは動揺する
「ああ、いい、いい!
ブラックはシャイなんだ、無理にしゃべらすな
こいつも分かってるさ!
それより見ろよ…さっきの女3人組が俺たちを見て恍惚としている…
俺達に酔いしれてるあの表情が、俺達の何よりのエナジーだ…!」
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