智沙side

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「‥あとはー、入学式以来常にまーくんにひっついてた糞柳と話し合ったり?」 わざとだとしか思えない。‥って思ったよ、あの時は。 わざとやってる性悪男だったらどんなに殺りやすかったか。 でも‥悪気はないんだよ。 ただ好きになったら友達であろうとすごい猪突猛進で真っ直ぐで。 僕が何回あしらっても、僕にまですごい引っ付いて来るんだよ。 何度蹴り飛ばしたか分かんない。 でも、それでも着いて来るんだ。 人懐こくて、憎めない。馬鹿犬。 この2ヶ月ちょっとで本当によく分かった。 柳は僕と同じでまーくんのことが大好きで、もっとまーくんが知りたいだけなんだって。 「話し合いなんてもんじゃなかったよ恐喝だったよ殺されそうだったよ 思わずテニス部の脚力生かして逃げちゃったらそれはもうリアル鬼ごっこでいつまででも追いかけてきて今でも毎日のように夢に見るんだかr「うるさいよ糞柳。僕の言葉を遮るなんて‥いい度胸してるじゃないか」グシャッ 「ぐぇっっっっ」 嫌いだけどね。
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