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『ふ‥ん‥‥』
かわいい不慣れな智沙は、顔を真っ赤にしながらギュッと目を瞑っているのかと思いきや、意外にも目は薄く開いていて、その瞳はどこか恍惚としながら、積極的に俺の唾液をごくごくと飲んでいた。
俺の残り少なかった理性がそこで消えた。
智沙の頭を片手で強く抑えてより深く唇を合わせ、舌をねじ込んだ。
俺が覚えているのはそこまでだ。
その後、偶然見回りに旧校舎に来た風紀委員顧問の教師‥つまり俺の父親が来て俺をパシーンと持っていた鉄入りのハリセンで叩き、理性を取り戻させてくれた。
その時にはなぜか俺は智沙を廊下に押し倒していて、智沙はというと涎をダラダラと垂らしながら失神していた。
『この生徒は‥あぁ、咲良か。じゃあ合意だな。』
なぜか父さんは智沙の顔を見てすぐにそう言った。
『いや‥わ、分からない俺‥途中で‥訳分かんなくなっちゃって‥俺また‥‥‥!!!『優。』
少し衣服の乱れた智沙を見て半分パニックになった俺の言葉を、父さんは軽く遮った。
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