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もう1人のオレを認識してから1ヶ月少し経った。どうやら オレ は、先輩といる時しか発動しないらしいと言うことが分かった。
先輩と付き合ってから2ヶ月と少し経った時のこと。
『ねぇ優っ!3ヶ月記念の日のお泊り楽しみだねっ!』
『お泊り‥ですか?』
『そうだよぉ!忘れちゃったの?昨日公園で言ったじゃん!うちの親が旅行でいないから泊りに来てって!!』
『あ‥あぁ、そういえば。』
うわ、何やってるんだよもう1人の俺‥‥!と思いながら慌ててそう誤魔化した。
今までも何回かこういうことがあった。もう1人の俺が言ったこと、やったことなんて俺は全く知らないから、話が噛み合わない。
『ふふ、優ったら‥。』
そう言って胸を押し付けられた。
ゲッ‥そうだ、お泊りと言えば‥‥そうか。そういうことも考慮に入れなきゃいけないのか‥。
‥まぁいつもみたいにもうひとりの オレ が何とかしてくれるだろう。
そう思っていた。
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