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「叔母さん、真澄の
臓器提供は、もう決めてる
んですよね。何となくですが……」
真澄のお母さんはビクッと
肩を震わせたが……
ゆっくりと首を縦に振り
頷いた。
「実は……そうなのよ。
ごめんなさい」
「最後まで毎日、
真澄に会いにきて
良いですか? 」
「ええ!! 」
「来年は絶対に合格します。
それに俺、予備校がお茶の水
なんですよ。授業は午後から
なので午前中は毎日来ます」
「有り難う。将太くん……」
真澄のお母さんは
肩を震わせて泣いていた。
俺は
この日……
毎日、午前中は
真澄の病室に
お見舞いに
行く許可を
真澄のお母さんから
貰った。
その日は
午後は予備校に
行き、授業を受けて
自宅に帰った。
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