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―――
――――――………。
「はぁ………痛むな」
あれから自己紹介が終わって、退魔師の一員になって、住む場所を与えられた。
退魔師の寮と言うよりは、普通の家屋だ。
特に多くの説明も受けないまま、日も沈んでいると言う理由でここに寝泊まりしている。
電気は一応、蓄電と太陽光発電システムなどにより、使えなくはないらしいが、発電量は決して多くはないため、非常時以外は照明には使わないのが掟らしい。
電気性給湯器のエコキュートが昼間の発電時に電気を僅かに使い、湯を保温・生産してくれるので風呂は使えるとの事だったが、風呂場には「無駄遣い厳禁」の張り紙が目立った………。
火はガスがないので、居間の床を豪快にぶち抜いて作った囲炉裏があるのみだ。
この火が消えると、完全な消灯になるようだ。
火を見つめると、何故だか……
不思議な気分になる……。
「何故かな…………。痛い思いしてるのにな……」
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