尾花葛花撫子の人

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僕がグレそうになった日 その1 小学生の時、持久走五十三次というイベントがあった。マラソン大会に備えた体力作りなわけだ。 校庭を朝走る。10周すると一つ宿場町が進む。日本橋を出発して三条大橋へ到着すると先生が自腹(?)でプレゼントをくれるのだ。 中々ハードルが高く、クリアできるのはクラスで4、5人であった。そのせいか、割りと景品が良かった(まあ、そうは言っても文房具とかでしたが) 皆同じ物をもらうわけではなく、各々違っていた。その子に合った物を先生が考えてくれた。僕も頑張った。プレゼントを貰おうと毎朝必死に走った。 最終日、僕は三条大橋を渡ったのだが、僕へのプレゼントはトイレットペーパーであった…… そんなハラスメントを受けながらもギリのところでグレなかった僕は本当に偉いと思う。 なんてことを思い出しながら電車に乗っていた。あー今思い出してもムカつくぜw もうすぐ、顔は童顔ながらエロいボディをお持ちのあの方に会えるのでまあ良しとする。
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