3559人が本棚に入れています
本棚に追加
──急に、ヒヤリと
背中の辺りが寒くなる。
「特に、ヴォーカルのTAKUMIは
気難しくて担当クラッシャーって
言われてるらしいんだけど。
一緒に頑張ろう」
「……た、
TAKUMI、ですか……?」
「うん。
担当は女にして欲しいって
言ってきたのは、彼らしい」
あの、
私帰らせてもらっても
いいですか。
そう言いたかった。
だって、
“Raison d'etre(存在理由)”の
TAKUMIは。
.
最初のコメントを投稿しよう!