爆弾低気圧、襲来

5/48
前へ
/105ページ
次へ
  「志緒(しお)、声出して」 「やだ……」 「やだじゃない。 それとも、やめようか?」 「……もっと、やだ」 もっと恥ずかしい思いをしろと、 拓海さんの目が 愉しそうに細められる。 拓海さんは決して優しくない。 何度もこうして 彼に抱かれたけれど、 彼のすることは痛いくらいで、 安心感なんて もらえたためしがない。 .
/105ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3559人が本棚に入れています
本棚に追加