第1章

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???side 薄暗くしかしどこか趣のある空間に五人の男女がいた いや、男女と言えるだろうか。それぞれ角があったり、 翼があったり、人間ではあり得ない巨体をしている者 もいる それでも一概に言えることは、どれも強者であると 言うことだ 一度睨まれれば竦み上がるような鋭い眼光 五人を纏うのは空間を歪ませそうな禍々しいオーラ しかし上座に座る青年は特異だった 動くたびにサラサラと流れる美しい銀髪 ひと度微笑めば子供がなつきそうな垂れ目 身長は一八〇と少しぐらいか 人間と違う点は背中にはえる黒と白の一対の翼 計10枚の羽は身分の高さを示している 堕天使だ____ 優しそうな容姿をしているが、他の四人は青年に 敬意を払っていることがうかがえる 現在その青年の足元には、金色に輝く魔方陣が 広がっていた 四人が慌てているなか、青年は落ち着いていた 「遂にこの時がきましたか・・・」
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