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「ええ。身を固める気もありませんし」
「その恋文俺にくれるなんて事は」
ベシッ!!
「ないですよねー…」
「メタ会話も含め、貴方のそういうところが残念キャラとして扱われるんですよ」
「永倉助勤ー、近藤助勤―、いらっしゃいますかー?」
そんな中、部屋に山野がやって来た。
「やはりまだお二人でいらっしゃったんすね。丁度良かった。永倉助勤、助勤宛てに恋文ですよ」
「マジでか!!」
山野から文を受け取り、目を輝かせながら、永倉はそれを読み始めた。
『あなたに一目惚れしました。私と念友になって下さい』
「「………」」
「ちなみにあの方です」
山野が示す方を見れば、塀に必死にしがみつきつつ、こちらをうかがっている人物が…頬を染め、恋する乙女が…いや、乙メンがそこにいた。
「俺は女の子が好きなんだぁああああ!!」
「ちなみに近藤助勤。”念友”ってなんですか?」
「ノーマルで例えるなら、”彼氏彼女の関係”ってトコです」
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