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「良いかどうかは良民が判断するだろう。私に出来たのだ、あれにだって出来るさ」
「出すぎました、申し訳ありません」
隊列に戻ると任務の重要さを再度確認した。他の六人も兵らを激励したり、状況を把握しようと情報を集めだした。自分たちに出来ることが無いかを率先して探している。
――帝国の良心はここにあった!
この八人を手元に置くことは、かなり政治的影響を与えるだろう。一人として欠けることなく、無事送り届けねばならないと心に誓う。
前方に放った長距離偵察が戻り、先の関所が封鎖を行っていると情報を伝えた。狼煙があげられている、警戒するよう構えた場所を強引に抜けるには危険が大きすぎる。
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