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16:54
※羊年なので…
新作のパンダグッズが入荷したと聞き、いきつけのぬいぐるみ店に行くと、
劉騎「ァ…」
最初に目に付いたのはパンダではなく、テーブルにずらりと並んだモコモコの羊のぬいぐるみ…。
その中の一つを抱き上げてみると、予想以上のふわふわ加減に暫し無言のまま撫で続けてしまった。
「あら、劉騎くん。来てたのね。新しいパンダグッズならこっちの棚よ?」
劉騎「!ァ、…はイ」
顔馴染みの店員に促され、一旦手の中のふわふわを群れの中に戻し、目的の場所へと向かう。
劉騎「(…ン、やっぱりパンダは良イ…)」
でも…
劉騎「…」
チラリと羊の群れを見やる。
「どれにするか決まった?」
ニコニコ笑顔のまま店員が尋ねてきた。
劉騎「そうダナ…、…これト…」
ずっと目を付けていたパンダぬいぐるみを手にとり、チラリと視線を向ける。
劉騎「…あれヲ一つにスル…」
指で指したのは先程ふわふわを堪能した羊のぬいぐるみ。
「あら、珍しいわね。劉騎くんがパンダ以外を選ぶなんて…」
劉騎「…ふわふわガ…」
何だか気恥ずかしくなって、自然と声が小さくなる俺に店員は優しく微笑んだ。
「この子達も可愛がってあげてね」
劉騎「!…わかッタ…」
会計を済ませて店を出ようとしたとき、ふと黒羊のことを思い出した。
劉騎「…黒羊にも、見せてみるカ…」
確か羊が好きだったはず…
そんなことを考えながら館へと足を向けた。―――
+++++
せっかくの未年だから、ふわふわ好きな劉騎と羊を一緒に描こうと思ったら黒羊お姉様のことを思い出しまして…(*^//^*)
雪さん、黒羊さんのお名前お借りしましたm(__)m
館に帰ったら即黒羊さんに見せに行くに違いない。
無自覚にシスコンになりつつある劉騎です^^←
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