漆黒の中の正直

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「先輩・・・はぐらかし・・はダメ・・です。 僕は・・・聞いてしまいましたから。 」 志水は眠そうに欠伸をしつつ、 楽譜を集め始めながら、 言い放つ。 目線は柚木から反らさずに、 まっすぐと。 「先輩・・僕は先輩の本当を他の方に・・言っても・・無駄な事・・分かっています・・・でも、 僕にとっては・・本当の貴方は・・好きです。 」 にこり笑う天使のようなあどけない癒しの笑顔。 柚木自身も、 志水のペースに既に引きずり込まれている事に気付いていなかった。
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