漆黒の中の正直

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柚木は、 呆然と立ち尽くす。 「は?志水くん?」 彼が何を言ったのか、 理解しようと考え出した時、 志水が普段、 考えられないようながすごい速さで近づき、 柚木の耳元で 「あずま・・先輩。 好きです」 と、 囁き、 途端に口元に暖かい感触がきた。 柚木は、 混乱した。 「志水くん!?っっうっ。 」 志水は、 また柚木の唇にキスを落とす。 鳥のような軽やかなキス。 一度味わえば病みつきになる天然志水のキスである。 可愛い顔に、 綺麗な睫毛に青い澄んだ瞳。 柚木は、 突然の志水の行動すら理解できていない。 頭が真っ白だ。 そして痺れてしまいそうな感覚。
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