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「―――って…えぇぇぇぇぇぇぇえ!!!?お父さん何しているの!?」
「見て解りませんか?勝手にユウキの『男性の使い魔』を『彼氏』と勘違いしてボコボコにしようとしているんです」
いやそれは見て解るんだけど…それでもだよ!!
「お母さん!早く止めてよ!!」
「止めようにもタイミングが掴めずにこうなったのですよ。まぁ…ついでにアナタの使い魔の実力も確認しようと思ったので放置していたのですがちょっと放置しすぎましたねぇ…」
「え、何その『あ、カップ麺放置してたら3分以上経っちゃった』みたいな軽さ…」
まぁ…お母さんなら余裕で止めれるという余裕の表れだと思うけど…住んでいる所をここまで破壊されたから解せない
「取りあえず早く止めるよ!!」
「仕方がありませんねぇ…」
お母さんはそう言うと両手に(どこに隠していたのか分からないけど)L96A1という軍用のスナイパーライフルを取り出すとその場で膝立ちの状態でお父さんに向けて構え始めた
「ユウキ、とりあえずお父さんの眉間に狙撃をするので適当に間に入ってくれますか」
「あの…お母さん?それどこから出したの?」
少なくとも6~7mあるスナイパーライフルをコートから取り出す光景は私みたいに空間魔法を覚えているか四次元ポケットが無い限り不可能なんだけど…
「そんなものは気にしない方が良いでしょう。それよりも撃ちますので」
お母さんはそう言うと同時に何の躊躇いも無く(残像が出るほど高速移動している)お父さんの眉間に寸分違わずに完璧に狙撃をした
するとお父さんはいきなり自分に向けて放たれた弾丸を驚きながらも首を傾けて回避した
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