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昔から僕は体の弱い男の子だった……体の線も細く、体力がない…好きなことは本を読んだり、料理を作ったりと…『女の子のようだね』と言われるほどだった…
小さな頃から様々な本の中での主人公は大抵は隠れた才能があったり、実は世界を救う勇者だったり、実は亡国の王子で国が滅亡するときに親が乳母に託したとか様々な設定がついている…
でも僕はそんな凄い才能もないし、世界は平和で滅んだ国もないし勇者なんて絶対に必要ない…
でも、そんな僕でも『強くなりたい』と願っている…守られてばかりの僕でも『誰かを守りたい』と願っている…
この物語はそんな願いを持つ僕が不思議な女の子との出会いによって変わるお話…
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