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俺は死んだらしい…
覚えている最後は俺の方にトラックが突っ込んできたところまでだ。
気づいたら見たこともない知らない場所に座っていた。
上下前後左右、どこを見ても真っ白な空間。
そこにいるのは俺ともう一人、目の前に銀髪で蒼眼の男性。見た感じはイケメンの部類だろう。
「やぁ、キミが玲苑くんだね。」
「……そうだけど。あんた誰?…もしかして、不審者ですか?」
いきなり話しかけてきたから適当に返しておいた。
「…え、ちょっと!初対面の人にいきなり不審者は酷いんじゃないかな!?」
ちょっと言い過ぎたみたいだ、男の眉がピクピク動いている。
「すまない、言い過ぎたかもしれない。まぁ謝る気は無いがな。」
「無いの!?…まぁいいや。じゃあ早速本題に入ろうか。」
男は一度ため息を吐いてから話し出した。
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