ゲーム世界へ転生！

転生

「先ずはわたしの紹介から。わたしは世界から神と呼ばれる存在だ。本来はキミはあの場で死ぬはずではなかったんだが、此方の手違いでキミを死なせてしまった。すまなかった。」

自分を神だと名乗った男は俺に頭を下げてきた。

「あんたが神だとかは正直どうでもいい。神と言うんならこの場所が何なのかも大体は見当がつくからな。…で、あんたは俺に謝罪をしたいだけに俺を呼んだ訳じゃないんだろう？俺に何の用なんだ？」

男は頭を上げてから苦笑いしながらまた話し出した。

「話が早くて助かるよ。…神々の世界では手違いで死なせてしまった者には特典をつけて別の世界に生き返らせてあげなければならない、っていう掟みたいのがあるんだ。」

「所謂、転生とか言うやつか。」

「そうだよ。…それで何だけど、玲苑くんはこういう世界に行きたいっていうの無いかな？」

俺は少しだけ考えたが、すぐに答えを出した。