第1章

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俺と卵の不思議な関係 1 俺は、宇柚 憂(うゆ ゆう)16歳 普通の高校一年生。 でも、普通かどうかなんて事を思う時点で普通じゃないかなぁ? 今、俺は友人の誘いを断って1人で散歩をしてる…うん。 普通じゃないかも。 だって、みんなのあのノリについていくのは、平日ぐらいで充分だもの。 だからって、いつも誘いを断ってるわけじゃないけどね。 ちなみに、俺の細かい情報を言うと俺は男で、(俺って言ってる時点で分かってただろうけど)髪の色は少し茶っぽい黒だな。 染めてるってわけじゃなくて、 おばあちゃんが外国人でその影響らしい。 あと、左の眉毛と十字を切るように小さな傷がある、これも小さい頃に怪我しただけなんだよな。 でも、髪も茶色ぽいし傷もあるからヤンキーと思われることがあるんだよね…。 もうひとつ言うと、中学からの親友がいるんだ。 同じ高校だから、相談とかしてて、まあ、あとあと紹介する予定。 俺は今、なにをしているかというと、 近場の山の道を歩いてます。 疲れたときはここによく来るんだぁ。 まだ、昼前だから春の日差しが気持ちいい。 「はぁ、やっぱ山はいいな。」 と、つぶやく。 授業でも疲れるし、休み時間になってもはしゃぐから… もうカロリー消費しない時がない。 だから、山に来てゆっくりするんだよ~。 ほんと、山は癒されr カサッ ドスッ バサッ バササッ ガサッ ? なんだ今の音は。 後ろから…? ここはそんなに人多くないし、 動物か? 動物だったら、音からして かなり大きいんじゃ……? …。 ……。 ど、どうしよ… 見る、か? おそるおそる、音がした方向を見た…。
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