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「燕がパールを産む?」
カツカーチ大佐は考えた。
「とりあえず燕にパールを食べさせてみよう。
そうすれば、やがてう○こになって出てくる。
それで良いのではなかろうか?」
それは産んだではなく「こいた」ではなかろうか?
そんな疑念がカツカーチ大佐の脳裏をかすめたが、あえて彼はそれを無視した。
彼は早速高級な真珠を取り寄せた。
かなり大粒で質のいい品が入った。
続いて、真珠を食べさせる燕を探す。
部下の兵士達100名あまりを駆り出す。
一般にこういうのを公私混同という。
中には不平を言う者もいたが、恫喝や脅迫をして参加させた。
一般にこういうのをパワハラという。
部下の中には女性もいて、その者には地位を利用して関係を迫った。
一般にこういうのをセクハ(以下略)。
要するにカツカーチ大佐はイケメンだが最低男というわけであるが、無事に燕が2匹捕まえられた。
早速カツカーチ大佐は燕を鳥かごに入れて執務室へ持ち帰り、餌の皿に真珠をゴロゴロ転がす。
が、当然燕は普通に無視する。
「おい、食べろよ」
鳥かごの前ですごんでみるが、二匹はバタバタと鳥かごの中を飛び回るだけで、真珠を食べる気配はない。
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