第1章

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「あぁ、まぁ、食事ぐらいなら、休みの日ならいつでも」 「もったいないお言葉です」 『よっしゃ釣れたー!』  ニトレアは心の中でガッツポーズであった。  そんなわけで、イケメン双璧の試練は、ともにクリアだった。  その頃、他の四人は。  えーっと。 コピー……、貼り付けっと。  ダイダラー・ボーチ子爵。  シタキリー男爵。  ウラシアーヌ子爵。  そして最後はカツカーチ少佐であった。  ……あ、ウラシアーヌは違うな、ブサイクのウラシミールと入れ替わったんやった。  それぞれのターゲットのお宝もコピペしておこう。  シタキリー男爵閣下は神の御石のティーセット。  ダイダラー・ボーチ子爵閣下は火鼠の革のコート。  カツカーチ大佐は燕の生んだパールのネックレス。  ウラシミール子爵はM106銀河中心部にあるブラックデビル。んぇっ、何だお前はっ。じゃなくてブラックホール。  まずシタキリー男爵の状況。  昨夜は徹夜で「神の御石」について、カトバンブ王立図書館で調べていた。 いくつかの伝承にその記述が見つかったところである。
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