第1章 『勇者が爆風に飲み込まれやがった』

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それは勇者を讃える“Brave Festival<勇者祭り>”(そのまんまだな)の最中。 事件は起きた。 ______「勇者ぁっ!!!!お前が死ぬときは来たようだ!!!」 一人の男の声。 聞こえたと同時に、観客の熱気と突然の爆風が混ざる。 天高く白い竜巻が発生した。 __おいっ!今すぐに逃げろ!王の命令だぁっ! __キャァァアアアッ!!勇者様がぁぁぁあ!!! 飛び交うだれかの怒号、叫び声。 さらには赤ん坊の泣き声まで聞こえた。 そして皆も気になったであろう二人目の叫び声。 俺がどうしたかって?フッ、いいだろう。教えてやる。 観客どもがアリのように小さく見える。 うん、この高さやばいな。俺高所恐怖症なんだよ。どうしよう。 竜巻はさらに成長し、膨張。 俺は不幸にもその竜巻に巻き込まれ、ぐるぐるまきまきにされているようだ。 風の強さじゃなくて俺高さの問題なんだよね。やっべ超怖いやばいwwwww
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