1月

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「天才スピヴェット」の感想。 まず、 面白かったです。(^ω^) 根底にはジャン・ピエール・ジュネ監督作品の特有のまったりとしたテンポを保ちつつ、要所要所で疾走感のある展開がドキドキさせてくれました。 色彩感も最初から最後まで全開でした。 3D版で見たのですが、 まず、冒頭の草原&山脈の奥行きのある広大さと、緑の鮮やかさで、感嘆することこの上なし。(*_*) ちょっと錆び付いた貨物列車とか、線路脇の廃材がマニアにはたまんない色合いよね。 あと、前半の田舎の柔らかさと、後半の都会の統制の取れた世界の対比も面白かったです。 あとは やっぱり映像のギミックが凝ってました。 楽しい演出がてんこ盛り。 舞台背景が変わるごとに仕掛け絵本のアニメーションで説明してたり、 主人公の天才少年の脳内を観客に見せるような工夫がたくさんある。 やや不満を述べるとしたら ストーリーかしらー。 感動できたし、家族愛に泣いたんだけど、振り返ってみると無難な感じかなーと思います。 同監督の「アメリ」や「ミックマック」と比べると、 毒の無い素直な物語でした。 ハッピーが好きな人は、とてもほっこりできると思うけど、 私は天邪鬼なので、予想の斜め上を突っ切ってく展開がないと満足しません( ゚д゚) あくまで主人公が物語の主軸で、(当たりま前だけど) 周りのキャラもみんな個性的なだけに、あんまり背景が語られないのはなんか勿体無い気がしました。 あと、3D演出に感動したのは最初だけで、後半は薄らいでゆくよ。 3D映画全体に言えることかもしれないけどね。 最後に。 総合的に言うと、 ヴィジュアルの装飾的な映画が好きな人、ちょっとオカシナ世界観が好きな人にはかなりオススメします。 主人公のスピヴェット少年の演技もかなり良くて、可愛いです。 かなりわかりやすいストーリーなので、普段映画見ない人にもオススメできる映画です。 感想終わり(^◇^)
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