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らくがき
消化する
少年は言う
「もう少しで僕は君より年上になっちゃうね。見た目も、君はずっと変わらないのに僕だけ歳を取っていく……
そんな僕を君はずっと愛してくれますか?
おじいちゃんになっても…変わらず…」
「ああ…当たり前だ。俺のような奴に好意を抱くなんてお前しかいないからな」
「(クスクス)嬉しい、すごく、幸せ者だよ僕」
時は青年だけを置き去りに少年の時間だけが過ぎていく
「……先に逝くことを許してね……僕は幸せだったよ……
こんなにも満たされた気持ちなのに…
君をまた独りにしてしまう……
僕も君と同じだったら良かったのに……」
「…っ…」
「…泣かないで……きっとまた…逢える…から……」
「ーーーーー!!!」
何千、何万年と気が遠くなる程生き続ける青年が見つけた小さな幸せ
自分がいつ生まれたのか、家族はどんな人達だったのか
何時から、自分が不老不死になったのか
全てを忘れてしまうくらい生き続けた中で出会った小さな命
自分と生きることを選んでくれた少年にいつしか恋をし、愛した
少年もまた命を救ってくれた青年にいつしか恋をし、愛した
自分だけが時に置き去りにされて
自分だけが時の中を生きて
それでも二人は愛し合い幸せを手にした
独りになった青年は愛した少年を看取ったベッドの傍らに座り何をするでもなくただただ一日を過ごした
たった独りきりで長い長い時間を生き続ける不老不死の青年
その中で出会った小さな命
初めて恋をして、初めて愛を知った
長い長い時間を生き続けた不老不死の青年
ー迎えに来たよー
”ああ…やっとまた、逢えた…”
『不老不死だった青年の初恋の物語』
終わり方がグダグダなったな…誰か書いてくださ((
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