No.0 世界観

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天と地について* 世界は大きく「天」と「地」に分けられる。その違いは、「天」は「光」の世界であり、「地」は「物質」の世界であるということ(※1)。創世神が自らの住まう場所として「天」を選んだのは、創世神の本質が「光」であるためである。「光」と「物質」の違いは、力の制限である。「光」は固体ではないため、無限の力を持つことが可能であるが、固体でないということは形を持たないということであるため、非常に不安定な存在。無限である光は有限である物質の世界には収まらない為、物質の世界に存在するときは形を持ち、力を制限を受ける。しかし内に秘める力はとてつもなく大きいため、一定の姿のまま変わることがない(※2)。一方「物質」は、肉体と魂(※3)の二つで構成されている(※4)。肉体の内には力の制限があり、肉体を持たない神族ほどの力を持つことはできない。魂は「光」の本質とほぼ同定義であるため、魂だけはその気になれば神族と同程度の存在とすることができる。故、一般に幽霊と呼ばれる魂だけの存在は肉体を持つことができず、様々な力に長け、物質よりも優っているのである。また、光と物質は互いに触れることはできない。光は光同士、物質は物質同士でないと触れ合えないのである。下界では神族も物質の体を持つため、触れられないのは幽霊だけであるが…。 ※1…簡単に言えばリアルの世界で言う魔法(光。実体がない)と科学(物質。実体がある)くらいの違い。 ※2…成長しない、傷を受けない、(元々だが)空腹がない。もちろん死ぬこともない。つまり不老不死となる。 ※3…精神とも言う ※4…無機物の場合、魂は存在しない
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