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終了のチャイムが響き、退勤時間となった。
「沙織、明日からどうするの」
声を掛けたのが、同僚の優子。
明日から、5日間の大型連休の予定を聞いてきたというより、聞いてもらいたかった様だ。
「優子は、どうするの」
「私は、二人で温泉」
「彼と二人で、いいね優子は」
「沙織は」
「佐渡に行こうと思って」
「誰と」
「一人よ、一人に決まっているでしょう」
楽しそうに会話をし、会社を後にした。
「お土産待ってるね」
「優子もね」
「じゃあね」
沙織は、部屋に戻った。
夕食を済ませ、明日の旅行の準備を始めた。
「チケットでしょう。着替えでしょう。あとカメラと本ね」
一人で楽しく用意をして、早めの出発に備えて就寝した。
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