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新潟駅
お婆さんと別れて、フェリー乗り場に向かう。
フェリー乗り場。
「えっ、欠航」
昨日からの低気圧の影響で、明日も運航は難しいと説明される。
「どうしようかな」
沙織は、ガイドブックを見て近郊の情報を調べた。
「婆ちゃんの言うとおり、翡翠でも見ようかな」
沙織は、予定を変えて糸魚川温泉郷に宿を取り、糸魚川に向かう事にした。
新潟駅前から糸魚川温泉行きのバスがあったので、バスで移動する事にした。
バスに揺られ、温泉宿に着いた。
「結構、良い旅館ね」
旅館の入口を見て、沙織はそう思った。
ガイドブックを見て、温泉の気に入った宿をチョイスして、今日は温泉三昧にしようと決めていた。
チェックインを済ませた。
「お客様、お部屋はこちらで御座います」
仲居さんに案内され、お茶を頂く。
「お客様、運が良いですね、この部屋キャンセルで空いて困っていたんです」
「一人ではチョット広いかなと思っていました」
「今日は、6時から夕飯が頂けますので、遅れずにお願いいたします」
「お風呂は何時までですか」
「24時間大丈夫です。浴衣で館内は大丈夫ですので、気楽にお過ごしください」
仲居さんは、戻って行った。
「さあ、温泉いこう」
沙織は、浴衣に着替え、温泉に向かった。
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