出会い

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「あれ、誰もいない。貸切だ」 食事の後直ぐに、お風呂へ行った甲斐があって、誰一人いなかった。 日が落ち、雰囲気の良い露天に向かった。 「綺麗、ホタルかな?」 良く見ると、岩風呂の岩の所々に、緑色にフワッと米粒大の大きさの光が、露天風呂の雰囲気を高めていた。 「青い照明が良いのかしら」 沙織は、幻想的な空間を、一人満喫した。 部屋に戻り、 「やっぱ、温泉は良いね。明日も楽しみ」 布団が用意されていて、もう寝るだけになっていた。 沙織は、早めに床に着いた。
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