第1章

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昔、ある真っ赤な館に住んでいる吸血鬼とそのメイドが居ました。 メイドがある日… 「私は今から出かけるので…」 と 言ったきり5年も帰って来ず、主は心配しました。 「どうしたのかしら?」 主は困りました。 その時… いきなり門が開き一人の少女が箒に乗り走って来ました。 5年間居なくなっていた、メイドを連れて… 「なぜ?こんなに冷たくなって…」 主は背筋が凍りました。 「まさか…死んでる?」 「いや、そうじゃない」 少女が言った。 「あらまだ居たの?」 「そりゃそうだろ何いってんだよ」 「ありがとう」 「なんで?」 「だからメイドを助けてくれて」 「まぁ良いって事よ」 「貴女お名前は?」 「私は切谷刹那。人間だ!。」 「そう」 「お前は?」 「貴女に名乗る名は無いわ」 「このメイドは?」 「私の呼び方は阿久よ」 「そうなのか?」 「ねぇ 貴女、私が吸血鬼なのに恐くないの?」「なんで、襲いもしないのに恐がってどうする」 そう言った後、吸血鬼は刹那にまぁ座ってと言い刹那は椅子に腰をかけた。 その時、メイドが目を覚まし飛び起きた。 「私は何を?」 「あら阿久、起きたの?」 「ご主人、何故?」 「あの子が連れて来てくれたの感謝しなさい。」 「こいつ…館に侵入しようとした奴です。」 「あら、そうなの、まぁそれでも感謝はしなさい」 「かしこまりました」 そう言うと深々と、お礼をした。 少女はびっくりして椅子から転げ落ちた。
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