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慶太は彩夏の後をついていくと空港の外には車が一台止まっていた。その中には運転手がいてどうやら二人を待っていたらしい。彩夏は運転手に「お待たせしました」というと、慶太には「さあ、乗って。この車はU―20日本代表の合宿所へ向かうのよ」と言った。
慶太はビックリした表情で彩夏と一緒に乗り込むと車はU―20日本代表の合宿所へ向かった。
後部座席では慶太と彩夏が合宿上に到着するまで一緒に話し合っていた。
彩夏
「それにしても、君はイングランドのプレミアリーグに所属しているマンチェスター・シティユースでかなり活躍しているっていうのに、まさか日本に戻って高校でサッカーをやるなんてね」
慶太
「ああ。その話か、周りの奴らにも言われたよ。日本に戻ってもあっちはサッカーのレベルがこっちよりも低いからなんで戻る必要があるんだってね」
彩夏
「私もそう思うわ。もしあなたがマンチェスター・シティのトップチームに昇格して活躍すれば最年少で日本代表に選ばれていた可能性も十分にあったのに!」
慶太
「そうだな。俺は別に世界とかに興味はないんだ」
彩夏
「えっ? そうなの?」
慶太
「俺は、地元の広島のチームを世界一のクラブチームにするために日本に戻って来たんだ! そのためには、向こうにいたらずっと向こうにいたままになる。俺は日本でも世界一を目指せることを証明したいんだ!」
彩夏
「なるほど。それなら、その夢に向かって頑張りなさい! 私は応援するわ!」
慶太
「ありがとう! さーて、U―20の日本代表の合宿が楽しみだぜ!」
慶太はニコニコしながら合宿場へ到着するの楽しみなってきたのであった。
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