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父方のおばあちゃん家は、私のもうひとつの家だった。
おばあちゃんの畑で採れた野菜は、みずみずしくて甘かった。
私は黄色く火照った茹でトウモロコシを頬張っては、甘い汁に濡れたすいかにかじりついたものだ。
昔はそれが「あたりまえ」だった。
今は焼肉や寿司を家で作って食べるのが定番だ
それが少し悲しくもある。
メニューは両親の離婚と共に移り変わっていった。
そう簡単に会えなくなってしまったのだ。
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