第1章

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「うそー。ほら、あれ見てよなんか光っているよ。どうして、かい君には見えな のかな。」と言うと、あーちゃんは、目を離すことが出来ないでいました。 光るものは、だんだんとあーちゃんの近くへとやってきていました。 近ずくにつれて見えてくるのは、長い胴体を持った生き物です。 その生き物は、あーちゃんの傍に来ると、あーちゃんの目の前に降り立ちまし た。そして、綺麗な瞳で、あーちゃんを見つめています。 あーちゃんは、初めてそんな生き物を見たので、びっくりしてしまい、 砂場で尻餅をついてしまいました。 不思議なことに、お友達のかい君には全く見えていなかったのです。 でもどうして、あーちゃんにだけ見えるのでしょう。 かい君は尻餅をついているあーちゃんを見て、びっくりしていました。 「あーちゃん、どうしたの。どうして驚いているの。」と言うと、 あーちゃんの見ている方へ眼をやりました。
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