第1章

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でもかい君には何も見えていません。 その白くて長い生き物は、龍でした。 あーちゃんは龍を知らないのですから、仕方ありませんよね。 白い龍は、次の瞬間には飛び立ち、 あーちゃんの周りをぐるぐると回り始めました。 あーちゃんは、怖くはなかったのですが、 びっくりしてしばらくは、何も話すことが出来ないでいました。 その様子を見ていた、かい君は面白くなくて、 「もう飽きたから帰る。じゃあね。バイバイ。」といって、帰っていきました。 取り残されたあーちゃんは、「あなたはだれ?」と質問をしました。 すると、白い龍は、「僕は白龍って言うんだよ。よろしくね。」 と言うと笑っていた。 あーちゃんは、白くて綺麗な白龍を見つめていました。 白い鱗が太陽の光に輝いて、とても綺麗でした。 暫く見惚れていたあーちゃんだけど、白龍に話しかけました。 「私、あーちゃんて言うの。よろしくね。 白龍はどこから来たの。どこへ行くの。」と白龍に質問しました。
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