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『ふー、なんとか間に合ったか。今度からは一人でできるな?』
『わう?』
トイレで無事用を足せたマメ太は、くるくると上機嫌に回っている。
『わう?って…絶対疑問系だなコレ。またあんな目に遭うのは勘弁して欲しいなぁ…。そうだ、圭太。ここでトイレの仕方を覚えよう。まずホラ、こうやってここを出すんだ。』
『わう?』
『駄目か。うぅぅ~ん………
………うん?圭太、何やってんだ?』
マメ太は西堀を見ながら、鼻の辺りをかしかしと擦っていた。
やがて、それは西堀自身が鼻の頭を掻いていて、それを真似していたことに気づく。
そうか、この子は真似が出来る!!
この方法でトイレの仕方も真似をしてもらおうと思い至った。
『よし、圭太!俺の真似をするんだ!まず足を開いて~~~!!』
『わおーーん!!』
しっかり真似するマメ太。
『チャック開けて~~~!!』
『わおーーん!!』
『ポロンして~~~!!』
『わおーーん!!』
そしてふと冷静になり、客観的に自分自身を見たら死にたくなることに気がついた西堀。
端から見ればギリギリアウトな変態、いや、しかし、しかし、ここで俺も用を足さなければ!!見られながら足さなければ!!この子に未来は無い!!
『さぁ、いっくぞー!!』
『わおーーん!!』
テテーン
マメ太 ハ トイレノ 仕方ヲ 覚エタ!
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